FAX疎通確認・測定システム EHS-400

 

 

FAXの疎通確認・測定を全自動で行い、ネットワーク品質確認が容易

 

  • IP電話網におけるFAX 疎通確認・測定に最適。
  • センター局より試験局を無人で制御してFAX通信を実施。
  • シナリオを指定するだけで自動で測定結果を出力。
  •  

FAX疎通確認・測定システム「EHS-400」は、全システムを自動制御するセンター局(Windows PCにEHS-400Aシステム制御ソフトウェアを組込み)とTS局(最南端局)/TN局(最北端局)に配置する疑似FAX部から構成されます。

 

IP電話網を利用したFAX疎通確認・測定では、FAX通信が正常に行えるか否かを実際にFAX通信を行うことで総合的に判断する必要が有ります。EHS-400システムは、FAXソフトウェアモデムを組込んだ疑似FAX部を最遠系の両端に配置し、センター局より無人で試験局を制御することでFAX通信を全自動で行い、FAX通信のエラーライン数、再送回数、通信の可否の検出を行います。測定に関わる大幅な省力化と、IP電話網のFAX通信品質測定の自動化に最適です。

 

 

 

1 本製品の特長

  • シンプルなシステム構成
  • シナリオ登録による簡単操作
  • 最遠端局を無人運用
  • 2種類の結果レポート

 

EHS-400は「IP 電話の通話品質測定ガイドライン(TR-1054)」におけるFAX 疎通確認・測定で定められた測定を、自動で実行する為のシステムです。

TTC TR-1054 IP電話の通話品質測定ガイドライン抜粋

FAX疎通確認方法・測定内容

・測定区間:ネットワーク品質同様に最遠系で実施

・測定日時:最繫の月・曜日・時間の枠を設定し、その月で毎週1回、計4回測定

・試験内容:1回の測定で、以下の計12通信を実施する。

1)ECM通信 3通信×往復 小計6通信

・スーパーG3(V.34 モデム)

提供サービスでスーパーG3 を保証していない場合は V.17 モデム/ECM 通信で実施

・MMR もしくはJBIG

2)非ECM通信 3通信×往復 小計6通信

・G3(V.17 モデムもしくはV.29 モデム)

・MR もしくはMH

使用原稿はITU-T勧告T.24-No.1 を5枚とし、解像度を200x200dpi(8x7.7本/mm)

とする。

(https://www.itu.int/net/itu-t/sigdb/genimage/test24.htm)

 

FAX疎通確認 不良通信判定

・通信エラー発生

・送信画像に対し1ページで14mm以上の画像(108 ライン)が欠落した通信

・PPR(再送要求)が4回以上連続で発生した通信

スーパーG3通信においての通信レートのフォールバックに関しては規定しない

 

 


 

シンプルなシステム構成

  • センター局と疑似FAX部によるシンプルな構成により、FAX 疎通確認・測定に必要なデータを自動で生成し、レポートに出力します。

 


最遠端局を無人運用

  • 疑似FAX部の操作をソフトウェアで実現する為、センター局からのリモート制御で、全ての操作を自動で実行します。

シナリオ登録による簡単操作

  • 測定項目はあらかじめシナリオに設定されていますので、メニューで選択登録し実行するだけで、4 週間分の測定データが収集できます。
  • ECM … 誤り再送通信(Error Correction Mode)
  • S-G3(V.34) … スーパーG3 FAX、V.34(最高速33.6Kbps)モデム
  • M2R … MMR(Modified Modified READ)、2次元符号化方式
  • 8x7.7 l/mm … 線密度 主走査(8 l/mm)、副走査(7.7 l/mm)

 


EHS-400における疎通・確認試験の流れ

1.端局設定

・TS局(最南端局)とTS局(最北端局)の 「FAX番号」、
「IPアドレス」を設定します。

 

2.接続確認

・TS局とTN局に対し、pingコマンドでIPレベルでの
通信確認を行います。

 

3.シナリオ設定

・疎通確認のシナリオを設定します。

 

4.開始時刻設定

・疎通確認試験を行う時間の設定ができます。
すぐに通信試験を行う時は、開始時刻は設定しません。

 

5.疎通確認試験の実行

・疎通確認試験を実行します。

-TS局⇒TN局へ送信、TN局⇒TS局へ送信

-TS局⇒TN局へ送信、TN局⇒TS局へ送信

-TS局⇒TN局へ送信、TN局⇒TS局へ送信

- 通信結果情報収集

- 結果レポート自動生成 a.xxxx.txtファイル … Microsoft Office word、

  横レイアウトでの印刷フォーマットに 最適化しています。

- b.xxxx.csvファイル … csvフォーマット

 

 


2種類の結果レポート

  • 提出用に最適化したレポートと、詳細なデータを含むcsvファイルを自動生成します。また、事前登録した宛先に、メールで自動送信できます。 4 週間分の測定 データが収集できます。

 

  • テキスト形式ファイル FAX疎通確認・測定における「FAX疎通テスト結果報告書」として使用できます。 Microsoft Office Word レイアウト横 で開きます。

  • CSV形式ファイル FAX疎通確認・測定における「詳細な通信状況」を含めファイルです。 Microsoft Office Excel レイアウト横で開きます。

 

サンプルファイルをダウンロード

ダウンロード

EHS-400_report_sample.zip (1.43 KB)

 


 

EHS-400動作フロー

FAX疎通確認・測定システムにおける処理の流れ


 

2 動作環境

EHS-400 システム構成
FAX疎通確認・
測定システム
EHS-400
(センター局用)
システム制御部
Windows 対応PC お客様ご自身でPCを
ご用意頂く必要があります。
システム制御
ソフトウェア
(EHS-400A )

・システム制御
・FAXデータ解析
・レポート編集

(TS局、TN局用)
疑似FAX部
マイクロサーバー
(PNSV-BTMJ1900
-2AM)
・Intel Celeron J1900
・LinuxOS (Debian)

・FAX制御ソフトウェア
・ソフトウェアFAXモデム

アナログ回線制御装置
(ETC-100)

・A/Dコンバータ(16bit)
・アナログNCU

EHS-400A (システム制御ソフトウェア

EHS-400A

動作環境

対応OS

Windows 8(32bit/64bit版)

Windows 8.1(32bit/64bit版)

Windows 10(32bit/64bit版)

Windows 11(64bit版)

CPU Intel Corei5-6500 Processor以降、2GHz以上(推奨)
メモリ 16GB以上
USBポート 1つ以上のUSBポート(2.0以上)
ハードディスク

空き容量100GB以上(200GB以上推奨)

ファイル形式

exeファイル

(Matlabコンパイラ出力実行ファイル)

※Windows は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。※Matlabは米国The MathWorks, Incにおける登録商標です。※Intel、インテル、Corei5は、アメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporationまたはその子会社の商標または登録商標です。 ※Java、JDK、JRE、J2EE、EJB、JDBC、JSP、Oracleは、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。※Linux は、Linus Torvalds 氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。※Debianは、Software in the Public Interest, Inc.の登録商標です。

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