通信評価システム
FAX疎通確認・測定システム EHS-400 Q&A
よくあるご質問
- 1. FAX疎通確認とは、どのように確認するものなのですか?
- IP電話網を利用してFAX通信を行う時、FAX信号はアナログからデジタルに変換されて通信されます。FAX通信では送受信機間でモデム信号(高速/低速)と通信プロトコルのやり取りをしますが、IP電話網に起因するパケットロス、遅延 等の影響でFAX通信が正常に行えるか否かを、実際にFAX通信を行うことで総合的に判断します。
- 2. IP電話の通話品質測定ガイドライン(TR-1054)とEHS-400の関係は?
- TR-1054では
・確認方法…ネットワーク品質同様に最遠系で実施
・測定日時…最繁の月・曜日・時間の枠を設定し、その月で毎週1回計4回測定
・測定内容…1回の測定で12通信(通信パラメータは指定)
を規定しています。
EHS-400はTR-1054の測定内容を満たすFAX通信を、
FAXソフトウェアモデムと制御ソフトウェアにより、実現します。
- 3. どのような仕組みですか?
- FAXモデム処理/通信プロトコル処理を行うソフトウェアを組込んだマイクロサーバーとNCU(網制御装置)から構成される疑似FAX部を、測定対象ネットワークの最遠端の局にそれぞれ配置します。センター局(FAX疎通確認システム全体を制御するソフトウェアを内蔵したPC)からFAX通信の開始指示をIPネットワーク経由で疑似FAX部に行うことでFAX通信を行い、FAX通信の結果情報をIPネットワーク経由で収集し、FAX通信のエラーライン数、通信の可否を判定します。
- 4. 測定するのに人手がかかりますか?
- あらかじめ疎通確認測定のシナリオを設定しておけば全自動で処理を実行しますので、人手はかかりません。
- 5. どのようなシナリオの設定が可能ですか?
- 通信日時、通信回数、通信パラメータ 等を設定することができますので、1月間の測定を自動で行い、各種レポートを生成します。
- 6. FAX通信の結果に問題が有る時、詳細な解析はできますか?
- センター局のPC内に、FAX通信履歴ファイルと実際のFAX通信の波形ファイル(auファイル) が蓄積されますので、これらの解析により問題点を分析することができます。
- 7. 疑似FAX部は最遠端の場所に24時間連続稼働して問題無いですか?
- ハードウェアには信頼性の高いマイクロサーバー、OSにはLinuxを使用していますので、24時間連続動作が可能です。
- 8. 通信状況を別の場所で確認できますか?
- Eメール通知設定機能により、通知先と通知内容を設定することができます。